「次の世代へ繋いでいく。」

町内にある道の駅や学校、病院、研修施設など大型建設事業が進んでいる邑南町。

数年のうちに新しい建物が建ち、暮らしなど少しずつ変化していくのではないか。

そんな雰囲気を私は感じている。

工事の様子を見ていると、新しい建物が建つにつれて、ワクワクする気持ちと、

今ある建物がなくなるという寂しい気持ちと、少し複雑な思いにもなる時がある。

学校で言うと、校舎の中の匂いだったり、鉄臭くなる手すりや木で作られたドアや机、椅子、下駄箱。

先輩たちが代々彫ってきた跡がある机や部活動などをしたグラウンドや体育館など。

思い出したら思い出すほど、懐かしくなるものばかり。

建物がなくなる前に１回でもいいから見学してみたい気持ちが正直ある。

ただ、建物への感情というよりも、昔のことを「次の世代へ繋いでいく」ことこそが一番大事ではないかと思う。

私たちには邑南町で知り合った、たくさんの仲間がいる。

その大切な仲間たちとその頃の思い出などを話したり。

それを次の世代に話したり。

そうやって記憶だけでも「次の世代へ繋いでいく。」ことができたらいいな。

なんて思うんです。