原木しいたけの駒打ちを体験
しいたけは、味噌汁や煮物などに使うことが多く、よく食べる食材のひとつです。
邑南町では、原木で育てている方も多く、季節になると道の駅に並びます。
限られた時期に並ぶ原木しいたけは、見かけるたびに手に取りたくなる、季節の楽しみのひとつです。
香りや味、食感にも、ふだんよく食べているしいたけとはまた違ったよさがあります。
今回は地域の方に教えてもらい、この地域で続けられている原木しいたけづくりの駒打ち作業を体験させてもらいました。
実際に作業をしてみると、そのおいしさを支えている手間や時間を感じました。
駒打ちの作業

原木しいたけづくりでは、
原木にしいたけの菌を打ち込み、その中で育てていきます。
菌は木の中に広がりながら、木を栄養にして育つそうです。
今回使ったのは、しいたけの栽培に適したナラの原木でした。
ナラのほかにも、クヌギやコナラなどの広葉樹が向いていることや、針葉樹はあまり向かないことも教えてもらいました。
まずは、電動ドリルで原木に穴をあけていきます。

等間隔にあけるために、手作りの棒を目安にしながら位置を決めていきました。
ドリル作業では、軍手は巻き込まれることがあるため避けたほうがよいと教えてもらいました。
穴はまっすぐあけることが大切で、角度がずれると種駒がうまく入らないこともあるそう。
実際にやってみると、思ったより難しく、最初は力の入れ方や角度に気をつかいました。
穴をあけたあとは、そこに種駒を打ち込んでいきます。
種駒は木片に菌を根付かせたもので、金槌でトントンと打ち込んでいく作業です。

作業の合間に、菌の広がり方について教えてもらいました。
菌は、木の繊維に沿って広がるそうです。
そのため、繊維に沿う方向には広がりやすいのですが、横方向には広がりにくいため、
横の間隔はやや詰めて打つのがよいと教えてもらいました。
皆で作業を進め、今回の駒打ち作業はひと通り終わりました。

打ち込んだ菌は、原木の中に時間をかけて広がり、環境が整ったときにようやくしいたけとして姿をあらわします。
条件にもよりますが、収穫までにはおおむね1年半から2年ほどかかることが多いそうです。
このあとも手入れや管理を続けながら育てていくそうで、今回体験したのは、その最初の工程でした。
体験してみて
実際に作業をしてみて、原木しいたけは、時間をかけ、手をかけて育てられているのだと実感しました。
こうした積み重ねが、原木しいたけならではのおいしさにつながっているのだと感じました。
今回体験したのは駒打ちまでの工程ですが、このあとも管理や手入れが続いていきます。
今回打ち込んだ菌が原木の中で育ち、しいたけが顔を出すところまで見ていきたいです。






