子育てをする親の縮図

暖かい日々が増え、花が咲き始め、季節の変わり目を感じる邑南町。

花の見頃で言うと、もう少しするとピンク色の花が咲く、花桃。梅、そして桜。

桜という観点で毎年印象に残っていることがある。

それは私が桜並木の前を通った時に、散歩しているご夫婦がまだかまだかと桜をみていること。

桜も花が咲くまでは長いけど、咲いてからは散るまでが早い。

それでも、花が咲くまで長くても蕾の様子を観察したりするのも、春を感じる一つの思い出。

咲いたところ、咲いてから散るところ、散り終わったところ、短い間で色々なことを考えさせてくれる。色々な感情にもさせてくれる。

咲くだけが綺麗なのではなく、咲く前から散り終わるまでの一連が素晴らしく、綺麗なものだと思う。

大袈裟かもしれないが、子どもを育て、社会へ羽ばたかせるまでの親の縮図にも思える。

今年も町内各地で綺麗に花を咲かせてくれることを願っている。