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2025-01-21

藁灰で作る、昔ながらの手作りこんにゃく(後編)

里山イマーシブツアーに参加し、京ら屋さんで「藁灰こんにゃく作り」を体験しました。前編はこちら

藁灰こんにゃくは、お刺身で!!

こんにゃく特有の、臭みやえぐ味は全くなく、触感はぷりぷりのもちもち。私の中のこんにゃくの概念が覆されました。本当に美味しかったです。

酢味噌や柚子胡椒、わさび醤油をつけていただくと、それぞれの味がこんにゃくの触感と絶妙にマッチして贅沢な味わいに。この手作りの酢味噌も絶品で本当に贅沢な時間でした。

他にも、土鍋で炊いた旬の食材がたくさん入った炊き込みご飯や、邑南町の郷土料理である牛汁をいただきました。切り方の工夫や、盛り付けの美しさなど、京ら屋さんの愛情のこもった手料理は、どれも本当に美味しく、そして美しく、感動するとともに、心と身体に染み渡りました。

感想

こんにゃくの原料であるこんにゃく芋は、えぐ味が強く、このままでは茹でても蒸かしても食べられません。ネズミさえも食べないと言われているこんにゃく芋を、燃えカスの灰を利用し、こんにゃくという食べ物を生み出し、最後の最後まで絞りつくすように資源を大切に活用して生きていた昔の人の知恵や技術、精神にも触れ感動しました。

京ら屋さんの手作りに対する想いや、自家栽培の藁とこんにゃく芋でこんにゃくを作り続けており、だんだんと失われていく食文化や家庭の味を残すという想いに触れ、感動するとともにこのような貴重な体験 をさせていただき心から感謝します。

 

今回の体験をきっかけに、日本にはあらゆる伝統的な食文化があり、日本ならではの良さがあり、大変貴重なものだと感じました。

その土地の風土や習慣、そこに暮らす人々と深く関わり合って生まれた食文化。そして、その地域の歴史とともに脈々と受け継がれてきた郷土料理の素晴らしさを感じました。

そして、これらには自然や農業、人を繋ぐ力があると感じます。

調理を通して自然を感じられる楽しさがあり、もっと知識を深めて多くの方にこの素敵な文化を伝えていきたいです。また、農業にも挑戦し理解を深めたいと考えています。

今後も地域の魅力を知り、発信できる方法を探っていきたいです。

カテゴリー:体験記, お知らせ